2018年NCD登録項目の改訂内容について
2017年12月26日
日本食道学会 | |
理事長 | 松原 久裕 |
NCD部会 部会長 | 藤 也寸志 |
副部会長・担当理事 | 渡邊 雅之 |
食道学会外科系会員の皆様へ
消化器外科学会から添付の通知が来ています。
以下、食道関連についての変更点および2018年度の運用(約束事)についてお知らせします。
- ・今までばらばらに記載されていた各種食道関連術式がまとめて並べられました。
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・食道悪性腫瘍手術(消化管再建を併う)(頸部、胸部、腹部の操作:血管吻合あり、なし)、(胸部、腹部の操作)のそれぞれに、<開胸術>、<胸腔鏡下>、<縦隔鏡下>の術式が並べられています。
- ・開胸術(NQ0713-0715)
- ・胸腔鏡下(OQ0043,NQ0714, NQ0715)
- ・縦隔鏡下(NQ0716-0718)
(注意)
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(1)NQ0722:非開胸食道抜去術(消化管再建を併う)<縦隔鏡下>は、2018年は使用しないでください(2019年には削除する方向です)。
NQ0716-0718の<縦隔鏡下>の術式は、縦隔鏡を用いてリンパ節郭清を行う術式を意味します。従って、従来の非開胸胸部食道単純切除は、たとえその操作の一部に縦隔鏡を使用しても「食道抜去」とします。即ち、SQ0047:非開胸食道抜去術(消化管再建を併う)またはSQ0046:非開胸食道抜去術(抜去のみ)を選択してください。 -
(2)尚、2018年の変更点ではありませんが、以下を再確認してください。
食道切除再建術における「頸部操作」は、「頸部リンパ節郭清(対象は#104のみ)」を意味します。即ち、「頸部リンパ節郭清がなく、頸部吻合だけを行った場合は、(頸部、胸部、腹部の操作)ではなく、(胸部、腹部の操作)の術式を選択し、その展開の中で「吻合部位=頸部」を選択して下さい。