熊本震災における被災施設、被災会員の皆様、その他会員へのメッセージ
4月14日に始まる、熊本地方を中心とする大震災に被災された会員、指定施設の皆様に対し、心からお見舞いを申し上げます。21年前には阪神淡路大震災、11年と8年前には新潟中越大地震、5年前には東日本大震災を経験した我が国に、またしても大きな試練が襲いました。報道を垣間見るにつれ深甚なる被害状況には目を被うばかりで、皆様の昼夜のご苦労、ご心労、お察し申し上げます。
群発地震は今もなお猖獗を極め、それに加うるに熊本地方の医療機能は危機的状況と聞き及びます。かかる状況においても、外科手術を必要とする患者に、我々医療者は対応する義務を負っています。今ここでお願いしたいのは、被災地周辺の関連施設の皆様からの強力な医療支援です。我々関連学会はこれを全面的に支援したいと考えています。
以前の大震災における我が同朋の惻隠の振る舞いは諸外国の称賛を得ました。今回の熊本地震においても皆様のご健闘を願ってやみません。
日本胸部外科学会
日本心臓血管外科学会
日本血管外科学会
日本呼吸器外科学会
日本食道学会